生成AIの進化は恐ろしいですね。
数年前までボーカロイドを一生懸命に調教していたのが幻のようです。
進化しすぎていて、一聴しただけではAIが生成したものだと
気づかないレベルにまで到達していますね…。
2025年でこのレベルなのですから、2030年には区別がつかなくなるんじゃないかと
本気で思います。
さて、恐ろしいほどのクォリティのアレンジを生成してくるAIですが、
youtubeに上がっているものをいくつか聴いていますが、
いずれもどことなくAIっぽさを感じる気がします。
どこにAIっぽさを感じたのか、自分なりに分析してみました。
【AIっぽさを感じたところ】

①音の抑揚が薄い
多分、音楽をやっておられない方でも気づくだろうところはこれかと。
アレンジの抑揚はあるのですが、音圧が一定というか、
全体的にのっぺりしているように思います。
音圧を稼ぐために音をコンプレッションしまくった後のように、
音圧が一定すぎる感じを受けます。
アレンジの抑揚は非常に良く作られているので、
普通に聴いていると特に気にならないと思うのですが、
どことなく感じるAI臭さの原因はこれかと思います。
②曲のアレンジは超多彩だが、節回しは意外と単調(特にボーカル)
幾つか聞いてみるとわかるのですが、ボーカルの節回しが似ています。
「ため」だったり、崩し方だったりが。がなったりもするし、
音程は安定しているし、倍音豊かだし、人間とは思えないくらいの音圧で
歌ってくれるので、本物のボーカルを凌駕しにきている気がしていますが、
本物のボーカリストと違って個性が薄いのと、
節回しが単調なところが現状の弱点かと思います。
しかし、人間が勝てなくなる日も近い気がします…。
③人間ではやらないような編成をガン無視したアレンジをする
ジャズ系のアレンジのバースで、いきなりディストーションギターの白玉コードが出てきたアレンジがありました。
まぁ、人間だったらこういうアレンジはなかなかしないでしょうね。
音源としては新鮮でヨイと思ってますが、AIっぽいところ、ということで
挙げました。こういうところは人間に無いアジなのかな、と。
④前の小節の音が残るなど、小節の概念がぶっとんでいる箇所がある
前の小節のトップノートを残すとかじゃなくて、前の小節の音が意味不明に伸びて
次の小節まで残っているところがあるアレンジが多かった気がします。
その部分はちょっとカオスになってましたね。特殊効果を狙っての
アレンジというわけでは無いと思います。
⑤コードのメジャーとマイナーを間違える等、人間ではやらないようなミスをする
これはアレンジと言われれば「うん、まぁ…。」という感じも
しなくはないのですが、1回目のコーラスがメジャー(マイナーが正解)で、
2回目のコーラスがマイナーって、さすがにこれはミスかな~と思います。
マイナーコードがメジャーになっているので、その部分だけは結構ドギツイです。
ただ、誤魔化し方が上手いというか、
おかしさを感じにくいようになっているようには思いました。
⑥楽器の特徴を間違えているところがある

私はEg弾きなので、リードギターがおかしいところはちょっと気になります。
具体的にはサステインがおかしかったり、
のっぺりとした音になっているところがあると、気になりますね。
エレキギターって強弱がそれほど出る楽器ではないですが、
達者な方が弾いたフレーズは生き生きしています。
楽器の特徴を捉えきれていないのだと思います。
フレージング、音程、音圧、正確さ、すべてヨイのですが、
人間(の上澄みの方々)に勝てているとは思いません。
色々と分析してみましたが、いかがだったでしょうか?
ただ、いずれも、そう言われればそうだ…くらいのレベルの問題であって、
アレンジの多彩さや、完成度に関しては、もはや言うことが何もないレベルです。
私が仕事をやめて人生を全てDTMに捧げたとて、
あの完成度の1/10にも到達しないでしょう。
まぁ、創作というのは自己満足ですからね。作ることに
楽しみがあるわけので、DTMは続けていきますよ~。