DTM用PCのCPUの性能がどの程度必要かって気になりますよね?
極論を言えば、PASSMARKスコアが2000程度のCPUでも
贅沢を言わなければDTMを始められます。
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一方で、ある程度余裕をもってDTMをしたいのであれば、
PASSMARKスコアが1万越えのものを使った方がよいです。
最新のcore i5を買っておけば手堅いですし、
私が長く使っていたCore i7 6700K(第6世代、10年くらい前のハイスペCPUでPASSMARKアベレージスコア(以下、PASSMARKスコア)は9000程度)でも、
突き詰めなければ不自由はほとんど感じませんでした。
i7 6700Kは最新のCore i5と比べるとかなり性能が低いですが、
それでも全然使えましたからね。
なお、Core i5 13400F(13世代)のPASSMARKスコアは26000程度です…スゲー。
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1.現在私が使っているCPU
現在、私はCore i9 11900F(第11世代)を使っています。
PASSMARKスコアは23000程度です。
2023年4月時点で最新は第13世代です
DTMするうえで不自由はないのですが、
レイテンシーを徹底的に詰めようとすると、
実はこのCPUでもパワーが足りないんです。
もちろん、普通にDTMをするうえでは不自由はないですよ。
上を見ると青天井というだけです。
2.最新世代CPUを入れたいが上を見れば際限ナシ
私は機材大好きなので、本音は最新のCPUを導入したいのですが、
軍資金の都合でさすがに頻繁には乗り換えはできず…。
乗り換えるとどこにメリットがあるかというと、
実際には些細なもので、それはレイテンシーを詰められることだけです。
現在使用しているCore i9 11900Fでも、レイテンシーは結構詰められます。
11900Fの電力制限を開放すれば、
44.1khz 64sampleで32トラックくらいまでならプチノイズも出ません。
もちろん、各トラックに大量のプラグインをぶち込みまくったらだめですが、
普通に使う分には問題ないです。
これ以上トラック数が増えてくると128sampleか256sampleにしないときつくなってくる感じです。
あとはEastwestのHollywood Choirsを10trくらい入れると
不安定になるくらいですかね。
ただ、これはCPUの問題ではなくて、ソフトウェア側の問題かもしれません。
こんな感じですから、普通にDTMをやっていたら不都合はないと思います。
一方で、i7 6700Kからi9 11900Fに変えてデメリットもありました。
それは発熱ですね。19 11900Fは電力制限を開放すると、
かなり発熱が大きいらしく、
トラック数が増えてくるとファンの音が聞こえてくるようになりました。
私はSycomさんのSilent Masterシリーズを使っていて、
マザボとCPUを自分で載せ換えています。
CPUクーラー(空冷式)やPCケースのファンは変えずに
そのまま使っているのですが、
i7 6700Kのときは多少のオーバークロックをしても、
ファンの音が聞こえることはほぼなかったです。
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静音が売りのPCなので、ファンの音が聞こえると、
その売りが台無しになってしまうので、
録音にも使うPCにハイスペックばかり追い求めるのは
逆効果のように思いました。
最新のIntel CPUはさらに発熱が大きくなっているそうですので、
CPUクーラーを簡易水冷式にするとか、
もう一段大きい空冷CPUクーラーを入れるとか、
対策を講じないと、性能を発揮させつつ静音をキープすることはできなそうです。
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ただ、最新のi9はコア数も多く、かつ、
シングルコアの能力が11世代よりも格段に上がっているそうですので、
試せるものならぜひ試してみたいところです。
Core i9 13900KのPASSMARKスコアなんて6万越えみたいですからね。
もはや異次元です。ただし、発熱も凄そうだ…。