Bluetoothヘッドホンやイヤホンは便利で
一度使い始めると手放せないマストアイテムですよね~。
私もBOSEのQuietcomfort 35やQuietcontrol 30、
Quietcomfort earbuds、
SONYのSP700N、WF1000Xあたりを使い倒してます。
通勤やらお出かけのときのマストアイテムな
Bluetoothヘッドホン・イヤホンですが、
DTMにも使ってみたいと思いますよね?
ワイヤレスだとコードも気になりませんし、
結構メリット多いと思うんですよね~。
1.Bluetoothのどこに制約が?
ズバリ言いますとレイテンシーです。
音の遅延ですね。
Bluetoothの遅延はかなり大きくて、
製品によっても遅延の程度は違うのですが、
iPods等が採用しているAACコーデックだとおおよそ120ms程度、
aptXコーデックはおおよそ70ms程度、
低遅延と言われるaptX LLコーデックだと40ms程度です。
40msだとキーボードを弾いてもはっきり遅延がわかるレベルですね。
40msだとかなりもたついた演奏しかできず、
100msだと曲に合わせて弾くことすら困難です。
マウスでポチポチ入力する方なら良いかもしれませんが、
ある程度鍵盤を弾ける方なら弾いてしまった方が断然早いので、
リアルタイムレコーディングができないというのは
多くのDTMerにとって致命的と思います。
2.実際に使えるのか?
音が出るという意味ではもちろん使えます。
が、やはり遅延が非常に大きすぎますね。
私は鍵盤やMIDI楽器で入力することが多いので、
それらが封じられてしまうというだけで無理です。
Buletoothの場合は音が途切れることがあるのも
デメリットですね。
集中しているときにブツブツ切れるとストレスです。
オーディオインターフェイスを使うことができませんし、
ワイヤーがなくなるというメリットがあっても
使いたいとは思いませんでした。
ポイント
最近のBluetoothヘッドホン・イヤホンは
かなり高音質になってきているので、
技術進歩で遅延が小さくなってくると思います。
Bluetoothヘッドホン・イヤホンでDTMをする日が
数年後には来るような気がします。
現状での結論としては残念ながら
「多くの方にとっては使えない」でした。
ところで、Bose quietcomfort35は結構高音質ですが、
やはりモニターヘッドホンと比べると解像度は低く、
レコーディングに適しているとは思いませんね。
以前の記事で書いたとおり、
AudiotechnicaのATH-ADシリーズと
モニターヘッドホンの組み合わせが最強だと思います。
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3.Bluetooth以外のワイヤレスヘッドホン
ワイヤレスヘッドホンはダメか~とがっかりした方に朗報があります。
Bluetooth以外のワイヤレスヘッドホンで、
超低遅延のヘッドホンがもう世に出ているんです。
オーディオテクニカのヘッドホンで
赤外線通信により信号を送信する技術を用いているとか。
メーカーが楽器向けの謳い文句で出してきているだけあり、
レイテンシーは公称で1ms以下という驚きの数値…!!
これならDTMもいけちゃいそうですね!
このヘッドホンは気になっているので、
お得に仕入れることができたら
このブログでもレビューしていきたいです!
ギターもワイヤレス全盛時代になってきましたし、
技術の進歩でDTMライフの夢も広がりますね!