新しいことに挑戦するのってエネルギーが必要ですよね。
楽器って憶えることも多いですし、練習も辛いです。
でもある程度弾けるようになれば
一生楽しむことができますし、
何より挑戦することに躊躇しなくなります。
大人でこれから楽器を始めてみようと思う方に
おススメする楽器はピアノかギターですが、
更に敷居の低い楽器もあります。
というのも、Bambooのクイーンというウクレレに
ときめいてしまったからなんです。
Bambooのクイーンを実際に買って弾いてみました！
ありのままを書いていきまっせ～。
１．Bamboo BU-23MCQの紹介
ポイント
（※）ウクレレは3サイズあって、
皆さんが想像するウクレレがソプラノサイズで、
最も小ぶりなモデルです。
他にコンサートサイズ、テナーがあり、
テナーが一番大きいです。
コンサートサイズは全長50cm強で、
さらに小さくしたミニギターみたいなサイズ感です。
BU-23MCQは特徴的な外観で、これにビビっときました。
特徴その１
一つめの特徴は何と言っても、カッタウェイです。
ギター型のカッタウェイではなく、 スプーンでえぐった果実のような感じになってます。
わざわざこの形にした木を貼っているのでしょうか。
ものすごく凝っていますよね！
私にはめっちゃ刺さりました！
実際にハイフレットまで弾いてみましたが、
カッタウェイのおかげでスムーズに弾けます。
ただ、ウクレレはハイフレットの音程が安定しづらいので、
このカッタウェイは実用性というよりは、
見た目のおしゃれさのためのものという側面が大きいと思います。
特徴その２
二つめの特徴は独特なエルボーカットです。
これもカッタウェイと同じような作りになってます。
エルボーカットは非常に実用的で、
ウクレレは軽いので運指やポジション移動でも
ボディが動いてしまいます。
そのため、エルボーカットの部分を
腕でおさえて弾くのですが、
エルボーカットのおかげで全く痛くなりません。
これは素晴らしい機能だと思います。
特徴その３
三つ目の特徴はエレアコなことです。
普通にアコースティックとしても使えますし、
プリアンプを積んでいるので、
アンプにつないでそこから音を出すこともできます。
ライブもお任せってことですね。
エレキとしての音も結構よかったです。
安っぽさがなく、ウクレレらしい音が鳴ってくれました。
特徴その４
四つ目の特徴は、チューナー内蔵なことです。
これまた嬉しい機能で、
プリアンプにチューナー機能が付いてます。
練習前にチューニングするのも楽ですし、
ちょっとしたセッションの時にもチューナー要らずです。
練習を始める前に面倒だと練習しなくなるので、
こういう機能は素晴らしいと思います。
特徴その５
五つ目の特徴はネックのインレイです。
この価格でこんな豪華なデザインインレイが入っているとか
信じられません！！
市版とは少し違う色の木でインレイを入れてあるように見えます。
いや～綺麗なツリー模様ですね～。
クイーンという名に相応しい豪華さです。
Bamboo BU-23MCQ購入の決め手は、
特徴的なカッタウェイの見た目とチューナー機能でした。
ちなみに材質はトップがスプルースで、
サイド／バックがマホガニーという、
ギターでよくある組み合わせです。
高音がよく出るはっきりとした音が出ます。
２．ウクレレって難しい？？
ウクレレはギターに似ている楽器です。
決して簡単ではないのですが、
楽譜を読めなくてもコード譜だけで伴奏を弾けたり、
ギターほど弦が固くなかったりと、
楽器の中ではかなりとっつきやすいです。
私が持っている楽器の中では一番難易度が低いと思います。
ギター経験者の方はコードさえ覚えれば
それなりには弾けると思います。
ウクレレはハイフレットでの演奏が難しいです。
間隔が狭いのと、音程が安定しづらいからです。
同じ押さえ方をしているつもりでも、
指の角度やちょっとした力加減で
音程がかなり変わってしまいます。
また、バイオリンやギターのように調弦に規則性がないので、
メロディを弾くのは難しく感じました。
ポイント
1・2弦はギター類と同じ4度、2・3弦はM3度、
3・4弦はバイオリン属と同じ5度で調弦します。
1～3弦はギターの1～3弦と同じ間隔ですが、
4弦が違うのでギター経験者の方は戸惑うと思います。
３．Bamboo BU-23MCQの良い点、悪い点
実際に所有して弾きこんで見えてきた
良い点・悪い点をまとめてみました。
〇良い点
・とにかく見た目が素晴らしい！
・ツリーインレイはテンション爆上がり！
・エルボーカットはマジで最高！
・エレキ出力しても綺麗なウクレレの音が出る！
・チューナー内蔵は本当に便利！！！
・バリュープライスだけどしっかりした楽器！
・本体の調整がまともでちゃんと弾ける！
〇悪い点
・加工精度が甘いところがある
・ボディの裏側がざらざらしていて服に毛玉ができる
・ツリーインレイはちょっとポジション位置がわかりづらい
加工精度が甘いと言っても機能的な部分ではなく、
デザイン上の木工加工の部分なので、
楽器としての問題ではないです。
価格が安いのである程度は妥協が必要だと思います。
ツリーインレイも見た目のゴージャスさがあるので、
悪い点というか、トレードオフなだけですね。
ネックサイドにポジションは入っているので、
慣れてしまえば気になりません。
注意ポイント
唯一、私の中でちょっとなぁ～と思ったのが、
ボディの裏側がザラザラなところですね。
服に引っかかるので気になります。
透明なシールでも貼れば改善できますが、
せっかく見た目が良いモデルなので、
ここは改善してもらえるとよかったかと思います。
チューナーはかなり便利です。
ただ、精度はそれほど高くないので、
レコーディングに使うなら1セント単位で追い込める
チューナーを使った方がよいです。
ウクレレ自体が音程精度がそれほど良くない楽器なので、
音程にシビアな環境以外では
この程度は許容範囲かと思います。
４．Bamboo BU-23MCQの音
最初に生音、次にエレキ出力を オーディオインターフェイスに送って録音しました。
これ、模様はプリントじゃなくて彫り込んであるんですよね。
これで1万5千円強ってスゲーと思います！
こっちのモデルの方が落ち着いた音というか、
あまり高音が強くないよりthe ウクレレといった音ですよ～
