曲のアイデアが出ない…、アレンジに進歩が無い…、
これらは全DTMerの悩みだと思います。
特に自身に義務を課しているときって
こういう現象に陥りやすいです。
例えば、1か月に1曲リリースするとか、
ゲームのBGMを数十曲作る…とかですね。
私もアイデアが止まらない時期もあれば、
全く出てこなくて自身にとって取るに足らない曲ばかり
作ってしまうときもあります。
ポイント
こういう時にどうすれば良いのか…。
これには絶対的な解はないのですが、
私の経験から打開するための対策、
もしくはそのきっかけになる方法を
記事にまとめてみました。
これはDTMだけでなく、ゲーム制作だったり、
楽器練習だったり、何でもそうですが、
スランプに陥ってしまったときに
共通するアイデアです。
1.対策その1 そのことから離れる
何かに煮詰まってしまった場合、
そこでもがき苦しむことで前に進めるので、
踏ん張りどころである一方、
やはり長く続いてしまうとモチベーションが低下したり、
体が拒否反応を示したりしますね。
離れることで、技術が低下したり、
知識が薄れたりする弊害がありますが、
一方で、それらの弊害によって煮詰まった状態が解消されることがあります。
私の場合、アレンジが単調になってしまったときには、
色々な曲を聴いたりしてアレンジを単調にしないように努めますが、
それで出来上がったものが合格点ではない場合、
一度、曲作りから離れるようにしています。
再度曲作りを再開するにあたり、最初は手間取ったり、
あまり良い曲ができなかったりしますが、
1~2曲リハビリをすれば大抵元に戻ります。
この時に重要なのが、
あるやり方を程度忘れてしまうくらいの
期間が必要だということです。
こうすることで、新たなものを考えないと前に進みませんので、
自然と新しい道が開けてきたりします。
ポイント
ただし、私の経験上、数年単位でお休みすると
かなりのリハビリが必要になりますので、
長くとも数か月から半年くらいのお休みが良いかと思います。
2.対策その2 忙しさに追われる
これも結構有効なのですが、忙しさに追われることですね。
仕事でも資格試験でも何でもよいのですが、
曲作り以外の忙しいことに追われると良いです。
この時に重要なのが、
曲作りを考えられないくらいの忙しさであることです。
例えば仕事が忙しいけれど休みの日には一日中DTMをやるとか、
そういうことでは効果が薄いです。
例えば、仕事で忙しい中に資格試験の勉強も…となると、
DTMの時間が取れなくなりますよね。
こうなると、煮詰まっていて苦痛だったものが、
恋しくて恋しくて仕方なくなります(笑)。
人間って不思議なもので、
こうなると何故かアイデアが沸いてきたりするんですよね。
3.対策その3 頻度を下げる
対策1と2は効果が高いのですが、
技術や知識が落ちてしまうデメリットは小さくありません。
継続した練習が重要な微細な感覚を用いるような楽器練習、
例えばバイオリン属の練習の場合は、
音程をコントロールするためのポジション感覚が吹っ飛ぶかもしれないので、
対策1・2はやめておいた方が良いです。
DTMの場合でもそこまでは無理…という場合は、
頻度を下げることもある程度効果がある可能性があります。
ただ、対策1や2のようにはモチベーションが復活しないので、
頻度を下げつつ、近いジャンルの別のことをやるとかが良いかもです。
例えば、DTMerなら楽器練習とかですね。
こうすれば音楽の素養は維持できます。
ただし、作曲や編曲の能力が完璧に維持できるわけではなく、
別の能力であるため、やはり徐々に落ちていきます。
趣味でやるDTMで、対策3でもダメなら、
思い切って対策1・2を検討してみるのも一考かもです。
ポイント
経験上、特に対策2は
モチベーションを上げる効果が高かったです。
…ということでいかがだったでしょうか?
DTMやゲーム制作のようなクリエイター作業は、
どうしても煮詰まることがあります。
また、モチベーションが続かずにエターナルの海に流すことも…。
そういうときには対策1・2を試してみると、
失ったモチベーションが高まってくることがあるかもしれません。