CPUとマザーボードだけを買い替えるときの注意
BTO PCを買って、そのあとは使いまわせるパーツを残して必要なパーツのみを買うと組み立ても楽ですし、かなり節約できます。
これはかなりおススメの方法なのですが、注意点があります。
それは使いまわせるパーツがどれかを確認する必要がある…ということです。
CPUとマザーボード
intelの場合、CPUとマザーボードはセットで買い替えと思っていただいて良いと思います。
DTMで不満が出るとすれば数年経ってからが多いと思うので、基本的には両方買い替える必要が生じます。
メモリ
メモリに関しては使いまわせる可能性もあります。
私は使いまわしました。
例えば、現在デスクトップ用DDR4のメモリを使っていて、変えるマザーボードとCPUがデスクトップ用DDR4メモリを採用していれば使いまわせます。
メモリの速度(2133とか3200とか)はDTMの場合、それほど気にする必要は無いようです。試したことがありますが、レイテンシーには影響しませんでしたし、CPU使用率にも変化が感じられませんでした。
私はCore i9 11900Fに速度2133のメモリを使っていますが、全く不自由を感じていません。
ただし、オーディオトラックの書き出しのスピードは変わってくるかもしれません。
注意ポイント
メモリの規格はわかりづらいので、↓の記事で解説しています。
電源
基本的には使いまわせます。ただし、CPUを高性能なものにした場合(例えばintelのK無しCPUからK付CPUに換えた場合)消費電力が増える可能性があります。
許容量を超えてしまうと使いまわせませんので、消費電力が足りるグレードのCPUにするか、買い替える必要が生じます。
電源の交換は配線の処理が大変なので、BTO PCで注文するとき、少し大きな容量のものを選んでおくと良いと思います。
PCケース
使いまわしましょう!
今ついているマザーボードのサイズを測って、規格を確認しましょう。
244mm×305mm … ATX規格のマザーボード
244mm×244mm … MicroATX規格のマザーボード
170mm×170mm … Mini-ITX規格のマザーボード
PCケースについてはこちらもCHECK!
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グラフィックボード
使いまわしましょう!CPUとマザーボードを変更しても使えます。
SSDやHDD
使いまわしましょう!買い替えても使えます。
ただし、繋げる数はマザーボードによって違いますので、
必要な数つなげるかを確認しておくと良いです。
CPUクーラー
使いまわせる場合が多いですが、事前に確認した方が良いです。
intelは第12世代でCPUが長方形になるので、そうなると使いまわせないかもしれません。
OS(Windows)
リテール版といって単体販売されているものであれば新しいマザーボード・CPUで
組みなおしたものにライセンスを移行できますが、
メーカーPCやBTO PCに入っているOEMライセンスの場合、ライセンスを移行できません。
買い替える必要があります。
Windowsの買い替え
BTO PCで買う場合で、もしOEMライセンスではなく、単体のWindows(リテール版)を選べるのであればリテール版を選んだ方が良いです。
理由はCPUとマザーボードを交換したときにもライセンスを移行できるからですね。
BTO PCを買う場合で、OEMライセンスしか選べない場合、Windowsは別に買った方が将来お得になる可能性が高いと思います。
Windowsのインストールは思っているよりも簡単な作業なので、リテール版を買って自分でインストールするのはおススメですよ。
次回はなるべく手間がかからないWindowsのインストール方法を解説しようと思います!