ポイント 今回は 賃貸でもできる防音対策 壁と窓編 です。
賃貸だと原状復帰しないといけないので壁や窓に手を加えるわけにいかないですよね。
持ち家だと窓は二重窓にするとかなりの改善が見込めますが、二重窓はビスを打たねばならないので賃貸では難しいと思います。
二重窓に関してはコチラ★
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あと、持ち家でも壁の対策は非常に難しいと思います。
でも、賃貸であってもできる効果的な対策はあります!
窓対策
まず、最も音漏れするのは窓です。薄いガラスだけですからね。
窓に関してはピアリビングさんの窓用ワンタッチ防音ボードが効果的な現実的に取りうる対策だと思います。
二重窓と違って光を完全に遮ってしまいますので閉塞感は出ますが、二重窓にできないならこれ一択だと思います。
相当な重量もありますのでカーテンレールが曲がったり、壁からレールが落ちたりする可能性もありますので、その点も注意が必要です。
壁対策
壁はとても難しくて、ピアリビングさんから出ているワンタッチ防音壁をラブリコ+2×4材で設置すれば対策ができますが、
全方位施工するとなると部屋もかなり狭くなりますし、費用も相当かかってしまうのであまり現実的ではありません。
角部屋ならお隣さん側の壁に設置する…という使い方が良さそうです。
防音ブースについて
壁の対策ができない場合、防音ブースを導入することで賃貸でも気兼ねなく楽器演奏ができるようになります。
今はいろいろな商品が出ていて、ライトなもの(だんぼっち、ピアリビングさんのおてがるーむなど)から本格的なもの(YAMAHAさんのアビテックスなど)までありますが、
【公式】段ボール製の簡易防音室「だんぼっち」家でのカラオケに!ゲーム実況に!
組立式防音ブース おてがるーむ 高さ1940mm(ファン含め 2025mm)× 巾915mm×奥行1210mm
ポイント
サックスのような爆音楽器ならDr40程度のヘビー級の防音室が必要でしょうし、アコギくらいの音量(お住まい自体の防音レベルにもよりますが…)ならDr30の防音室でも良いかもしれません。
-15dbレベルの簡易的な防音ブースで楽器や歌の防音は基本的には難しいと考えた方が良いです。マンションでもともと防音レベルが高いところなら効果的かもしれませんが、防音性能に大きな期待はしない方が良いです。
防音ブースではドラム(電子ドラムも含む)は無理です。浮床構造にしないとキックの振動が音となって周囲に伝わってしまいます。
まとめ
あと、部屋の広さ(高さ含め)も重要です。
ギター弾きたいのにギターを構えられなかったらダメですからね。
なお、私はエレキギターを大音量で弾きたくて木材で防音ブースを自作したことがあります(笑)。
しかも賃貸に…。
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性能は-15dbくらいは性能があったようには思いますが、
そもそもブース内が狭すぎて反響を抑えきれず音がうるさく聞こえるので、
アンプの音量をそれほど上げられなかったというオチがつきました。
自作防音ブースは引っ越しにあたって解体してしまいましたが、
防音ブース自作のお話はまた別の機会に記事にしてみようかと思います。
簡易防音ブースの防音性能を上げるための改造に応用できるテクと、
防音ブースには気づきづらい落とし穴も合わせて解説する予定です。