私はいろいろな楽器に手を出していますが、
その中でも弾くのが最も楽しいと思った楽器を紹介して、
皆さんを楽器沼に引きずり込みたいとおもいます!
その楽器は…EUB(エレクトリックアップライトベース)です!
この記事を読むとEUBがどんな楽器で、
どうして楽しいのかをわかっていただけると思います!
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1.EUBってどんな楽器?
コントラバスって聞いたことありますか?
オーケストラの弦楽器で低音を担う楽器です。
コントラバスはジャズやポップスなんかでも使われていて、
それらのジャンルではウッドベースと呼ばれますね。
オーケストラでは弓弾きがメインで、ジャズ/ポップスでは指弾きがほとんどです。
このコントラバス/ウッドベースをエレキ化した楽器です。
EUBはいろいろな製品が出ていますが、
基本構造としては、ウッドベースの共鳴胴が無くなっているか、
非常に小さくなっていて、
その代わりにエレキギターのように音をアンプに出力できます。
音はピエゾ素子やマグネットピックアップで拾うものがほとんどです。
多くのEUBは内蔵回路(9V アクティブ)を積んでます。
音を拾う装置のメカニズム上、
ウッドベースとエレキベースの中間のような音になりやすいです。
2.EUBのどこが良いの?デメリットは?
私はARIAのSWB-01 Lite w/splをメインで使っています。
この機種はEUBの中ではどちらかというとエレキベース寄りの弾き味、出音です。
EUBのメリット
EUBの良いところとして、曲のジャンルを選ばずに使えることです。
ウッドベースだと音が丸すぎて、使える曲・ジャンルが限られますが、
EUBだと割とどんなジャンルにも合います。
というか、合わせられます!
何故かというと、エレキ楽器なので、音の加工が容易だからです。
ディストーションかけたり、アタックが強めに出るように音を作れば、
ロックにも使えますし、
素の音ならラテン音楽やフュージョン、ポップスにベストマッチです。
ポイント
あと、EUBは目立ちます!バンドに入っても映えます!
あんなデカい縦長のブツがステージにあれば、どうしても見ちゃいますよね。
目立ちたがり屋さんにはベストギアだと思います。
ARIAのSWB-01 Lite w/splは楽器の見た目も最高です。
スタイリッシュでかっこいいと思いません??
あれは持ち運びが辛すぎる…!!
家に置いておくとすごい存在感ですし、
騒音問題でなかなか練習できませんし。
はぁはぁ言いながらステージに持っていったら、
今度はハウリングに悩まされますしね…。
その点、EUBは持ち運びが容易で、
アンプで大音量で弾いてもハウリングしにくいです。
スリムなので家にもおいておきやすいですし、
素の音はエレキギターレベルなので、いつでもどこでも練習できます!
EUBのデメリット
EUBにデメリットはないのか…ということに関しては、
もちろんあります!
一つ目は楽器の難易度として非常に難しいです。
バイオリン属と同じようにフレットレス楽器なので、
とにかく音程を取ることが難しいです。
私が使っているARIAのSWB-01 Lite w/splは
ネックサイドに目安のポジションマークがありますので、
大体の位置は目で確認できるのですが、
指の角度や力の入れ具合でピッチはかなり変わってしまうので、
頭で音程を作って耳で確認しながら演奏する必要があります。
良い音程で弾くにはかなりの修行が必要です。
なお、ネックサイドのポジションマークが無い機種もあります。
無いとさらに難易度が増します。
シールを後付けされる方もおられますね。
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二つ目のデメリットはウッドベースらしい音を出すことが難しいことです。
ウッドベースの代替楽器じゃないんか~い、
とツッコミが入りそうですが、そうなんです。
音をピエゾやマグネットピックアップで拾うのですが、
拾った音っていうのがどうしてもエレキベースっぽい音になるんですね。
あと、ARIAのSWB-01 Lite w/splのように、
本体側の弦を留めるブリッジが本体に密着しているタイプだと、
音が減衰しづらく音が伸びるので、
ウッドベースのようなすぐに減衰する音になりにくいんです。
ウッドベースらしい音を期待するなら、
YAMAHA SLB-300がおススメです。
これはブリッジが密着していないので音が減衰しやすく、
しかもウッドベースらしい音をシミュレートする機能があります。
こちらはシミュレート機能がありませんが、
ARIA SWB-01 Lite w/splに比べるとウッドベースらしい音が出ます。
SLBシリーズはウッドベースらしさを追求しているため、
ネックサイドポジションもなく、また、弦の張りも強く、
ARIA SWB-01 Lite w/splよりもとっつきづらいと思います。
三つ目のデメリットは痛い!です。
これはEUBというよりもウッドベースのデメリットなのですが、
丸太のようなぶっといネックに、激太の鉄弦が貼られているので、
めっちゃ指が痛くなります。
弦の張り(テンション)は相当キツイので、
慣れるまではこんなの無理ゲーと思われるかもしれません。
体力に自信のない方は細めの弦を張ることをお勧めします。
私はスピロコアのライトを張ってます。
3.EUBが楽しい理由!
さて、結構強烈なデメリットを3つ挙げましたが、
多くの楽器を手にしてみた中でEUBが弾いていて最も楽しい楽器でした。
その理由はデメリットに挙げた楽器としての難しさと
フィジカル的な困難さ(痛み)があるからです。
簡単で単調なものってあまり面白いと感じないと思うのです。
努力した分、達成感を味わえるので、また努力すると思います!
EUBは音程を取るのが難しいです。なかなか綺麗に演奏できません。
しかし、徐々に音程がマシになっていく過程は、
自分の成長を感じることができます。
EUBはバイオリン属のように完全な無理ゲーではないこともポイントです。
それなりに演奏することは達成可能ですが、
その山が大きいということですね。
音程をコントロールしながら弾くこと自体がとても楽しく、
中毒性があります。
あと、指の痛さや疲れも、練習することで徐々に疲れにくく、
痛くなくなってきます。
これも自己鍛錬の結果を実感しやすいので、
楽しさにつながっていると思います。
あと、ベースはリズム楽器でもあるので、
全身でビートを感じながらノリノリで弾けるのも
楽しさの理由の一つかもしれません。
4.わたくしイチオシのEUB
ARIAのSWB-01の改良版であるSWB-Lite2 がおススメです。
ポイント
おススメの理由は、弾きやすく初心者にもとっつきやすいことと、
オールジャンルで使えるオールマイティさがあること、
EUBの中では軽く可搬性に優れる(これ重要)こと、
見た目がかっこいい(これも超重要)からです。
バンドや合奏で使われる方なら重量と大きさは気にした方がよいです。
SWB-Lite2 は4~5kg程度の重さですが、
EUBの中には倍近い重量のものもあります。
SLB-200は7~8kgなのでかなり重く感じます。
ARIA SWB-01やSWB-Lite2は本体下のロッドを収納して、
アームサポートを外すと結構コンパクトになります。
重量バランスの問題で専用バッグに入れても
安定しづらく、持ち運びやすいわけではないのですが、
他のEUBに比べるとはるかにマシです!
5.おわりに
EUBを始めようと思われる方の中には
ジャズ系の音楽で使いたいという方も多いと思います。
私もウォーキングベースとか弾きたいな~と思って手を出しました。
ARIA SWB-01やSWB-Lite2にも もっとウッドベース感が欲しい…ということで、色々と改良をしています!
このほかにも本体側に改造を加えて、
ウッドベース感も出せるように改良していく予定です。
よろしければまた見てくださいね~!
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