はじめに
私は2021年にCore i7 6700KからCore i9 11900Fに乗りかえたのですが、
換えた当初、思っていたほどパフォーマンスが上がりませんでした・・・。
Core i9 11900Fはフルパワーが出せるように電力制限を解除しているのに
レイテンシーも1つか2つ上くらい上げることしかできず、
そうするとi7 6700KでCPU70%負荷(タスクマネージャー上)くらいだったプロジェクトで、
CPU負荷が100%(タスクマネージャー上)になっていました。
もちろん、同じ設定であればオーディオパフォーマンスには余裕が出たのですが、
イメージと違ったなぁと思いました。
で、何かがボトルネックになっているのかもしれないと思い、
一番に疑ったのがCUBASE 9.5がマルチコアに最適化されていないんじゃないかということでした。
アップデートからのパフォーマンス検証
で、CUBASE 11にアップデートして、どれくらいパフォーマンスが変わるかを比較してみました!
バッファ128と256で、50トラック程度(トラックにはインサートエフェクトが1~2入っている状態)で、EastwestのPlayやOmnisphere、BFD3、Kontakt等を立ち上げまくってます。
このときはマルチプロセッシング有効化オン、ASIO Guardオフです。
〇CUBASE 9.5 バッファ128
〇CUBASE 9.5 バッファ256
〇CUBASE 11 バッファ128
〇CUBASE 11 バッファ256
全然変わってないやんけ…。
で、ここまで検証してみて、どう考えてもおかしい、
何か設定が間違ってるんじゃないかと思い始めました。
マルチコアの恩恵を最大限享受するための項目をオフにしてたんですね…。
i7 6700Kの時にはたしかオンにしていたのですが、
i9 11900Fに変えたときにCPU能力3倍だから要らないだろうと思って外したものが…。
それは・・・