エレクトリックアップライトベース(EUB)は超おもろい楽器です!
私はまだ修行中の身でEUBを実戦投入はできていませんが、
ARIA SWB-01 w/splで地道に練習してます。
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まぁ~、このEUB、練習もおもろいんですよ。
音程取るのはクッソ難しいのですが、
音程を取りながら弾くのは楽しいです!
バイオリン属ほどは音程が崩壊しないこともポイントですね!
1.YAMAHA SLB200を買った理由
ARIA SWB-01 w/splを導入してEUBにドはまりしました。
SWBは初心者でも比較的馴染みやすく、
EUBの音程の難しさの洗礼を浴びつつも、
練習で楽しさを味わってました。
人間、やっていると欲が出るもので、
もっとウッドベースチックな音が出るものや、
弓弾きしやすいものが欲しいな~と思うように。
で、そう思って色々と調べていたら、
YAMAHA SLB300が発売されていて、
これがまぁ良い音だったんです!
ウッドベースの音をシミュレートする機能が付いていて、
これがかなり良い仕事をしてくれます。
最初のピエゾPU100%の音はSLB200の音に近い感じで、これも十分良い音ですが、
その次の演奏はシミュレート100%の音ですが、
かなりウッドベースチックな音が出てます!
これを見てSLB300が欲しくなったのですが、
SLB300は発売してからそれほど経っていないこともあり、
中古市場でもめちゃ高かったんです。
一方、前モデルのSLB200の中古は値下がり傾向でした。
SLB-200ならばギリギリ手が出る…!!
ということで、中古の安い個体を狙ってお迎えしました!
2.YAMAHA SLB200の特徴
SLB200はARIAのSWBとは違い、
可能な限りウッドベースに寄せています。
ウッドベースの代用として作られた楽器です。
なので、ネックにポジションマークはありませんし、
ネックもSWBよりも太く、弦のテンションもキツイです。
私は非力なのでSWBにスピロコアライトを張っていて、
それでも弦のテンションがきついと思うのですが、
SLB200のテンションのキツさは比ではなかったです。
元々張られていた弦(おそらく標準弦)だと、
1曲持たないくらいキツかったため、
ソロチューニング用の弦で、しかもその中でもテンション低めのベルカントに替えました。
ベルカントはオーケストラ向きの落ち着いた音の弦です。
ソロチューニングというのは
通常よりも1音高い音でチューニングするための弦です。
これを通常チューニングで使用すると、
低めのテンションにできるという裏技的な使い方です。
この弦に替えると劇的にテンションのキツさは改善されました。
しか~し、それでもSWB+スピロコアライトよりも
テンションはキツイです。
SLB使いの方でテンションのキツさに悩んでおられる方は、
ベルカントのソロチューニング弦を試されると良いかもです。
SLB200の特徴は本体から浮いているブリッジです。
これが弦の振動を吸収して、音がすぐに減衰し、
ウッドベースらしい音に貢献しています。
そのほかにも専用のピエゾピックアップや、中空ボディ等、
拘りを感じられる作りになっています。
指板はローズウッドです。
黒檀(エボニー)ではないのですが、高級感があり、
所有欲を満たしてくれます。
駒は高さ可変タイプのものです。
ARIA SWB-01は独特な形状の駒ですが、
SLB200はウッドベースと同じ形状ですね。
ボディサポートは取り外すことができます。
運搬の際には取り外しておくと持ち運びが楽になります。
サポートはかなりしっかりしており、安心感があります。
半面、取り付け・取り外しは面倒で、
SWB-01は数秒で取り外せますが、こちらは1分くらいかかります。
SLB200は結構重量があります。およそ7~8kgです
この重量としっかりしたボディサポートのおかげで
演奏中はめっちゃ安定します。
SWB-01は演奏中に楽器が動いてしまって
安定感に若干の難がありますが、
SLB200はまったく気になりません。
しかし、重量はメリットでもありデメリットでもあります。
持ち運びとなると結構キツイ重量です。
EUBの中では重い部類ではないのですが、それでも結構な重さです。
SWB-01は4kg台(EUBとは思えないほど軽い!)なので、
それと比べるとかなり重く感じます。
頻繁に外で演奏される方にとっては重さは重要な要素かと思います。
回路は9Vのアクティブです。
ポイント
電池BOXと出力プラグは裏面にあります。
プラグはモノラル標準フォン端子です。
電池は9V電池です。
3.ARIA SWB-01と比較してどうか
両方で演奏してみました。
修行中の身ですので演奏がしょぼいのはご容赦ください~。
聴き比べていただくとわかると思いますが、
SWB-01はエレキベース寄り、
SLB200はウッドベース寄りな音に聴こえると思います。
同じEUBという楽器なのですが、
楽器としての方向性はかなり違うと感じます。
エレキのアップライトベースで、
ポップス・ラテンにロックまで行けるオールマイティな楽器を、
SLB200はあくまでウッドベースの代用としての楽器を
それぞれ目指して作られていると私は感じました。
4.SLB200とSWB-01、どちらを選ぶか
ジャズを中心に活動したいと思うなら、
SWB-01よりもSLB200を買ったほうが満足感があると思います。
あと、弓弾きなら絶対SLB200の方が良いです。
SWB-01だとポジションによっては弓弾きが困難なケースがあります。
一方、割と広いジャンルで使いたいならSWB-01のほうが
便利に使えると思います。
1本で違うジャンルのバンドを掛け持ちしやすいです。
あとはエレキベースからアップライトベースに挑戦する方は、
SWB-01の方が扱いやすいと思います。
5.YAMAHA SLB200はアリ?
SLB200は本気でウッドベースの代用として作られた楽器です。
SLB300が出た今、値段も落ち着いてきていますので、
中古市場でもお値打ちで買えるかもしれません。
本気でウッドベースに取り組みたい、
EUBでウッドベースな音を出したい、
そういう方にはSLB200はめっちゃアリです!
プロプレイヤーにもSLB200使用者は多いです。
まさに本気仕様!
一方で、
アップライトベースに気軽に挑戦してみたいという方には、
あまりおススメできません。
ガチのウッドベース代用品なので、
楽器としての厳しさもウッドベース並みですからね。
ちょっと挑戦してみたいな~という方であれば ARIA SWB-01(現行機はSWB-02Lite)の方がおススメです。