DTM環境は人によってかなり特色が出ますよね!
すごくシンプルな構成な方もおられれば、
防音室に大量のモニターを並べる方もおられますね。
私も今のDTM環境を構築するまでに色々な方のDTM環境を参考にしました。
また、遠回りもしてきました。
でも、自分の中で私のDTM環境は完成しつつある…最近はそう思うようになり、
皆さんの参考になればと思い、公開することにしました!
私がDTM環境に求めるもの、方向性
私はズボラなので、とにかく面倒なことは避けたい性格です。
ですので、求めるものは効率だったり、手間が無いことです。
必要な機能を確保したうえでシンプルなことを求めていますが、
多くの方にとってはシンプルではなく、詰め込まれたものと感じると思います。
私のDTM環境の紹介
私のPCスペック&DAW環境
・OS:Windows10
・DAW:CUBASE PRO 10.5
・PC:Sycom Silent MASTERシリーズ
(intel core i9 11900F MEM 32GB)
・音源:EAST WEST、8DIO、BEST SERVICE、Spectorasonicsあたり
デスク全体像&モニター
まずDTMデスクを全体像からお見せしますと、こんな感じです。
ポイント
メインモニターは27インチのPhilips製のFHD解像度激安モニターです。
右側の2つのサブモニターは21.5インチのPhilips製の激安モニターで、
左側の15インチサブモニターはメーカー不明のモバイルモニターです。
全てモニターアームを使って良い位置になるように設置してます。
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解像度はすべてFHDで統一しています。
真ん中のメインモニターはピアノロールでの打ち込みをするので、
目に優しい大きいサイズにしています。
右側上のモニターは常時ミキサーを表示して、
右側下のモニターにVstiのウインドウを開いています。
左側のモニターにはタスクマネージャーを開いておいて、
CPU使用率や使用メモリをモニターできるようにしています。
すべて開いたまましておけることが最大のメリットで、
この構成にしてから面倒がなくなって快適になりました。
視力が良い方ならモニターをWQHD解像度で統一すると
メインモニターの上半分にプロジェクトを開いて、
下半分にピアノロールを開いたまま作業も可能なので、
更に効率が上がると思います。
私はあまり視力が良くないのでFHDにしていますが、
FHDだと上記の運用は現実的ではないです。
(ピアノロールの表示領域が狭すぎて使い物にならない)
逆に言うと、これ以外は不満が無いです。
注意
Windowsの場合は解像度の違うモニターを混ぜない方が良いです。
混ざっていると、モニターを移動する際に変に拡大されたりして、
すごく使いづらくなります。
解像度と拡大率は統一した方がよいです。
マウス
次はマウスですが、LogicoolのG604を使っています。
これは多ボタンマウスで、サイドのボタンに再生や録音、停止等の
ショートカットキーを割り当てています。
これはめちゃくちゃ便利です!一度使うとやめられなくなります。
全DTMerにおススメできます。
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ボタンは押し間違えることもありますが、
間違って録音ボタンを押しても停止して消せばよいだけなので、
あまり問題にはなりません。
マウス置き場の上にはピックを立ててあります。
台座のシリコンは100円均一で売っているシリコン製の配線固定用具です。
配線コーナーで売ってます。
マウス置き場は自分の体に近くなるように、木の板で机を延長しています。
100均のクランプと金具で固定してあります。
コンデンサーマイク
コンデンサーマイク(MXLの古いモデル)はRODEのマイクアームにセットして、
使うときだけ手前にもってきます。
コンデンサーマイクは10年選手なのでそろそろ買い替えたいところです。
鍵盤&キーボード
鍵盤はiRig Keys i/o 49です。オーディオインターフェイスとしては使わず、
MIDI鍵盤としてのみ使用しています。
この鍵盤はフルサイズ鍵盤の中で最も横幅が狭いことが決め手でした。
左手デバイスとマウスの位置をできる限り中央に寄せられるので、
肩への負担が少なくなり肩こりが軽減できるんです♪
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文字入力用キーボードはEwinのBluetoothモデルです。
このキーボードは手前に引き出せるようにしてあります。
ギミックは↓の記事で詳しく紹介しています。
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オーディオインターフェイス
オーディオインターフェイスはQuantum 2626を使っています。
Thunderbolt3接続で低レイテンシーなのが特徴です。
低レイテンシーで安定しているのですが、
電源を入れてから1回再起動しないと認識してくれません。
同じ症状の方がおられるようなので、製品の不具合かもしれません。
これに関しては結構手間なので、
ほかに良い商品があれば乗り換えるかもしれません。
この機種を使っている理由は、低レイテンシーとポートの多さです。
ポイント
Quantum2626にはMIDI鍵盤、Yamaha EG-AG、ZOOM AC-2、ギター入力と
コンデンサーマイクを接続しています。
Yamaha EG-AGはMIDI入力用に使っています。
鍵盤よりは自由に弾けるので、コードや簡単なアルペジオはこれで入力することが多いです。
アコースティックギターの録音は結構大変なので、
最近はEG-AGでアコギフレーズを入力して済ますことが多いです。
(私のテク不足でその方が音質や仕上がりが良いことも多い…)
ZOOM AC-2はEUB(エレキのアップライトベース)を録音するときに通して、
ウッドベース感を出すために使っています。
といっても、まだEUBは練習中で、実戦投入はできていないのですが…。
ZOOM AC-2はワイヤレス接続にしています。有線だと演奏が大変なので。
ワイヤレス接続は多少のレイテンシーがあるので、
PC側のレイテンシーが大きい場合は使えません。
ワイヤレス接続したいがために低レイテンシーを突き詰めているんです。
ポイント
ギター入力は有線とワイヤレスの両方を接続してあります。
ワイヤレスだと立ちっぱなしで気兼ねなく弾けるのでとにかく楽です。
こんな感じで接続しているのでそれなりの数の入力ポートが必要になります。
低レイテンシーで多ポートというと、Quantum2626になるんですよね…。
再起動せずに認識してくれる方法を知っておられたら
コメント欄で教えていただけると嬉しいです(涙)。
左手デバイス
左手デバイスはSteinberg純正のCMCシリーズを使っています。
TP、PD、CH、AIです。
TPは再生・録音ボタン用で、それ以外はショートカットキー用です。
PDはかなりの数のショートカットキーを設定できるのでおススメです。
使える順としては、PD>TP>CH>AIですね。
CMCシリーズはCUBASEユーザーには使いやすいですし、
見た目もシンプルでイイです。
設置は100均のパンチングボードと発泡スチロールのブロックを加工して、
良い塩梅の傾斜になるように設置しています。
PC
PCはSycomさんのSilent Masterシリーズです。
静音性抜群で、DTMにはもってこい、です。
ヘッドホン
ヘッドホンはATH-AD1000XとAKG K272HDを使っています。
ミキシング時だけK272HDを使っていて、それ以外はATH-AD1000Xを使ってます。
理由は付け心地がよくて楽だからです。
欠点としては開放型だと極低域が感じられにくくなることですね。
開放型はミキシングには向かないです。
足元
最後は足元ですが、
鍵盤用のサスティンペダルと3連USBペダルを設置しています。
3連のUSBペダルはショートカットキー用です。
録音、再生、停止を割り当ててます。
楽器を弾くときって両手を使うので、足で操作できるとめっちゃ便利です。
これも全DTMerにおススメの機材です。
注意ポイント
なお、ショートカットキーですが、
全角にした場合は文字が打たれてしまうので、
使用したいときは半角にしておく必要があります。
(私はプロジェクトのファイル名を入力したあとによくやらかします…)
私の拘りポイント
ポイント
やはりマルチモニターと、左手デバイス+足元デバイスですね。
それに加えて低レイテンシーとワイヤレス接続でしょうか。
とにかく、面倒なことが嫌い、
画面切り替えせずに常時表示させておきたいという、
ズボラには最高のシステムです!
おススメの機材
〇左手デバイス
CUBASEならCMCシリーズかCC121がおススメですが、
どちらもディスコン(生産終了)なんですよね。
CC121はCMC TP・CH・QCが合体したような感じで使えます。
私としては多機能そうなループデックが気になっていて、
CUBASEに使えれば将来的にはこちらに乗り換えるかもです。
CUBASEに使えなかったら動画編集で使えば良いと割り切って
買ってしまっても良いのですが…。
CMCシリーズも壊れたら換えはありませんからね…。
〇フットコントローラー
ルートアールの3連は使いやすいです。
専用ソフトでキーの割り当てができます。
踏んだ時にカッチャン!という結構な音が出ますが、
この機種だけでなくどれも音はしますので、ここは我慢ですね。
〇ヘッドホン
オーディオテクニカのATH-AD700かATH-AD1000Xは
長時間作業にはかなりおススメです。疲れません!
どちらも長く使いましたが、音質的にも良いですし、
本体も軽くて、しかもサポートウイングがついているので、
本当に楽ですよ!
開放型なのでミキシングには不向きですが、
それ以外の作業用として常時接続しておきたいヘッドホンです。
〇マイクスタンド
RODE PSA1 Studio Arm デスクアーム マイクスタンド、これ一択です。
色々使ってきましたが、安定せずに使いづらいものばかりでした。
このスタンドはしっかりしていてどんな位置でも、
しっかりと安定させられます。
以前使っていた安物のアームはどんどん位置が下がってしまったり、
取り付け部が重さに耐えられず垂れてしまっていました。
しっかり安定させられることは本当に重要です。
稼働箇所も結構あって、まず、軸が回転します!
そして、下部、真ん中、上部の3か所が曲がるので、
可動域の自由度が高いです。
使うときだけこんな感じで引き出して、
使わないときは伸ばして避けておくことで、邪魔になりません。
(私の数々の失敗談より…涙)
〇ZOOM AC-2
エレアコの音をアコギ風に加工したり、DIとして使う方が多いAC-2ですが、
EUBをウッドベースの音に近づけることにも使えます。
私が使っているのはARIAのSWB-01で、この機種はウッドベースというよりは、
フレットレスベースに近い音ですが、
これを使うことでウッドベース感を出すことができます。
エレアコにも使えるし、EUBにも使えるので、 どちらかをレコに使われている方にはおススメです!
以上です!
いかがだったでしょうか??
皆さんのDTM環境の参考になれば幸いです。
私も皆さんのDTM環境を参考にしたいので、
もしよろしければコメントで教えてください。
見に行きます(笑)!